世界初のバラムンディ&バストーナメントの開催(ブリスベン)

2005年9月3日、4日

IBA(International Bass Asso.)主催


(写真:展望台から望むモンジュラン湖
オーストラリア東海岸中央に位置するクイーンズランド州都のブリスベンから、 さらに車で4時間北上した場所にある同湖で、世界初のバラムンディとバスの両方を 狙うトーナメントが開催された。 同湖はオーストラリアでも有数の広さを持つダム湖で、 数年前に放流されたバラムンディとバスが順調に育ち、 両魚が同時に狙えるゲームフィールドとして脚光を浴びて来た。
(写真:大会メインスポンサーはQLD州政府)
大会ルール、狙う場所やタックルやルアーもバラとバス両方または兼用という 未知の世界への手探り状態であり、両魚をバストーナメントスタイルでレイク上で行う 世界で始めての試みだったので、初回の今回は試行錯誤の小規模の大会を目指した。
非オープンな大会にもかかわらず、下記ご企業さまの協賛もいただき 無事大会がスタート出来ましたことをお礼申し上げます。
オーストラリアOLD州政府,豪州ヤマハ,SLIDER,エバグリーン,DECOY,イマカツ,REXルアー,プロショップ〔主〕
(写真:検量は全長。検量場所で待つギャラリーや報道陣)
本大会の検量ルールの概要は、各セッションで一人当たりバラムンディと バスの各一匹ずつ持ち帰ることが出来る。 すなわち、一艇のボートで最大2匹のバラと2匹のバスがセッション毎の検量対象。 そしてバラムンディは55cm以上、バスは30cm以上が対象で、 その全長を計った。
(写真:放流はすみかやに行う)
報道陣の前で魚とともにポーズをとったあと、 魚にダメージを与えないようにすみやかにリリースする。
重量のある魚を持ち上げる場合は、両手で支えるのが水産庁発行の 無料のリリーステクニックブックで定められている。 当地に来られる日本からの釣り人はりリース方法について 注意が必要です。尚、大きな魚の口にギャフを打って空中に持ち上げる行為は、 常識にある釣り人は誰もしない。
(写真:大物賞のバスと優勝したチーム)
大物賞のバラムンディのサイズは74.0cm、バスは46.5cmだった。 今回のルールでは、1セッション1ボートで最大2匹のバラと2匹のバスが 検量対象なので、大物のバラだけをひたすら狙うチームや 釣り易い手ごろな大きさのバラとバスの両方を持ち帰るチームと明暗が分かれた。
(写真:日本から参加したエバグリーンの江波戸選手)
彼は優勝候補と噂され同湖でガイドをしているブレットとチームを組んでエントリーした。 残念ながら本番では1メーターオーバーのバラムンディを含めて、 何本ものヒットがあったが、すべてラインブレークやボート側でのフックオフなど の不運に見舞れ、ウエイングに持ち込むことが出来なかった。 ラインシステムやトータルなタックルバランス、そしてフックの強度など、 来年の大会に向けての課題が多く残ったようだ。
(写真:プラで釣れたバラと右は内田選手)
プラクティスでは、この平均サイズのバラムンディが釣れたが、 本番でヒットした超大型のバラには対処が十分でなかったようだ。 シドニーから参加した内田選手は、オーストラリアンバスをウエイングしたが、 残念ながら1cmだけ足りなくてバスの大物賞を逃がしてしまった。 これからも行われるオーストラリアの大会に彼のような当地在住者参加に期待し応援をしていきたい。
(写真:ボートは小中型のバスボート)
参加艇のボートの多くは、4〜5mのアルミに40〜80hpの 船外機という構成の中型程度の大きさが主流だったが、 このポイントが遠く広いレイクではパワー不足気味だったようだ。 次回はアメリカや日本のようにハイスピードの高排気量のボートでの トーナメントが主流になることだろう。
(写真:左はアメリカから駆けつけたKIM選手)
アメリカのツアーを中断して駆けつけて来たKIM選手。 彼女もバラムンディをヒットとともにラインブレークされてしまい、 ウエイングに持ち込めなかった。 今回は他に2艇のアメリカから参加が予定されていたが、 ハリケーン〔カトリーナ〕の被害に遭遇してしまい来れなかった。
(写真:参加選手と記念撮影)
今回のトーナメントの模様は、オーストラリア全国の釣り雑誌や アメリカの釣り雑誌関連にも注目を浴びたようだ。 今回は選手から大会ルールの意見を聞きながら、試行錯誤的にルールを随時変えていった。 狭いライブウエルで大きなバラを死なせない方法や制限数など、 次回の大会に向けてのトライとしては大成功だった。
(写真:江波戸選手とKIM選手、右は私とバラ)
検量場所で待機していて暇つぶしにショアからFROGをキャストしたら掛かってきたバラ。 いままでのオーストラリアでのバストーナメントでは、 深場のベイトスクールに付いているスモールマウスバスをバイブやジグヘッドなどで中層を 狙うようなイメージの、どちらかと言うとやや静的でボートもエレキで十分なような こじんまりとした内容の魚の大きさ的にもゲーム性が足りないような気がしていました。 今回の大会が、高排気量のバスボートで広いレイクを縦断しながら ティンバーなどのストラクチャーをハードルアーで攻めまくりながら大型魚を狙う、 ゲーム性が高いトーナメントであり、この面白さを世界に発信できることを願っています。 (IBA...金園)

トーナメントの結果及び来年の予定などはこちらです。

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