モナベール
先週、歯が立たなかった大物グレを釣り上げるため、モナベールの磯に再挑戦した。10時頃に釣り場に着くと海は穏やかでサラシが小さく今日は魚の警戒心が強いだろうなと思った。満潮が昼ごろなので潮位がかなりに高くなっており、沖に2つ出ているシモリの間を狙ってみた。この付近の水深は満潮時でも2mくらいとかなり浅いが、波がシモリにぶっかってサラシや湧昇流を作っている。シドニーのグレはサラシの中でしか釣ったことがないので、今のところ釣れそうなのはここしかない。
仕掛けは、最初から竿2号インナー竿で道糸5号ハリス5号、ウキ下1ヒロの固定で挑むことにした。このインナー竿は日本の中古釣り具屋で5000円で買った少し古い竿で、予備竿としてくらいにしか考えていなかった。これまで私はインナー竿をほとんど使ったことがなかったので詳しくはないけれども、最新の2号クラスのインナー竿と比較してかなり硬い気がする。しかし、この硬さが逆に浅場のシモリだらけの磯では、魚にシモリに逃げる隙を与えずにやりとりする上で好都合かもしれない。撒き餌は、アオサとパン粉を混ぜたものヒシャクで足元の払い出しに入れ、刺し餌はアオサでやってみる。最初の1時間くらいは全く餌も取られなかった。アオサはアタればまず40cm以上のグレ類か、外道のアイナメに似たシーカープしかこない餌であるが、エビのむき身に比べてアタリは激減する。したがって、撒き餌が効くのをじっくりと待つしかない。満潮に差し掛かるころ、2つあるシモリの少し手前でウキがゆっくり沈み、竿先できいてみると確かな反応がある。合わせると、すさまじいパワーで抵抗し始めた。竿を寝かせ糸を一切出さないようにためると、硬いと思っていた竿の4番からグニャリと曲がるので、片手では支えきれず両手で耐える。しばらくすると魚も抵抗を弱めたので、一気にリールを巻くと50cm以上の茶色い魚体のグレが見えた。シモリに突っ込まれないように足元まで誘導し、寄せ波の助けを借りて抜き上げる。大グレとの力比べに初めて勝ててうれしくなる。その後、夕方5時までやって40cmのルダリック1匹の他に、大グレと思われる瀬ズレが1回と、足元まで寄せながら針はずれが1回あり、浅場の大グレ釣りの難しさを痛感した。
家に帰ってグレの大きさを測ると55cm、3.5 kgであった。先週、水中銃で突かれていたグレはこれよりもまだ大きかったので、もっと大きなグレが釣れる可能性が十分ある。
モナベール
モナベールはバスの便が多く、バス停から磯に歩いて10分もかからないので、この日もモナベールに行った。この磯にもグレ狙いの人はいるが、実にのんびりとしたもので昼すぎに来て2ー3時間釣って帰るのがほとんどである。グレは釣れても1匹くらいで、ボーズの人が多い。というわけで10時過ぎに来ても、磯には誰も釣り人はおらず貸し切り状態である。天気は曇りで海も適度に荒れており、釣れそうな雰囲気である。
まず、餌のアオサを採った後、釣り開始。仕掛けは、竿1.5号に道糸3号ハリス3号でウキ下1ヒロ半の固定でやってみる。撒き餌は、アオサとパン粉を混ぜたものヒシャクで足元の払い出しに入れ、刺し餌はアオサとエビのむき身でやってみる。この日は40cm前後のルダリックをアオサの刺し餌で3匹を立て続けに釣る。ルダリックは瀬際よりも沖目のサラシの中で当たることが多く、掛かってもシモリに突っ込まないので取り込みやすい。しばらくして、瀬際に仕掛けを入れるとアタリがあり、合わせると強烈な引きで竿がのされ、魚の引きを止められずハリスがシモリに当たってハリス切れ。もし次にアタリがあったらオーバーハングしたシモリと逆の方向に合わせるようにする。1時間後にルダリックを1匹取り込んだ後、再びものすごい魚が掛かったが、合わせた方向とは無関係に魚はオーバーハングしたシモリに突っ込み、糸を一切出してないのにもかかわらずまたもやハリスがシモリに当たってハリス切れ。自分の腕が悪いせいもあるが、道具が小さすぎる気がしたので、竿2号インナーロッドで道糸4号ハリス4号に換えて、大物が掛かったらとにかく目一杯ためるしかない。日が暮れそうになる頃、アタリがあり合わせるとバラした2匹ほど大きくなさそうだが、かなりの引き。今度こそはと思いためると、魚は止まりなんとか取れそうと思った瞬間無念の針はずれ。これを期に納竿した。
今日は完全に魚に負けた感じがした。その後で、磯の少し沖で水中銃で魚を突いている人が海から上がって来たので獲物をみせてもらってびっくりした。なんと60cm近いブラックフィシュが2匹突かれていた。もしかしたら今日バラしたのはこのクラスだったのかもしれない。予想以上の魚の大きさに衝撃を受けた一日だった。
モナベール
金園泰秀氏は、オーストラリアの日本人釣りガイドの先駆者であり、ジギングやトーローリングなどの釣り情報をテレビや釣り雑誌などで日本に提供している人である。
金園氏は日本にいたころ伊豆の尾長グレに熱中していたそうで、いつかグレ釣りに行こうと誘われていたが、それが今日実現した。釣り場は家から車で約1時間ほど南に行ったモナベールの磯である。この磯は周囲の水深が2ー3mと非常に浅いが、シモリが多いので魚影は濃いそうである。まず、餌のアオサを採った後、12時ごろから満ち上げの潮を狙って釣り開始。仕掛けは、竿1.5号に道糸2.5号ハリス2号でウキ下1ヒロ半の固定でやってみる。撒き餌は、アオサを足元の払い出しに入れ、刺し餌はアオサの他にエビのむき身も用意した。
最初は、アオサの刺し餌でやってみたが、1時間ほどアタリがない。そこでエビのむき身でやってみるとアタリが出始め、30cmくらいのブラックフィシュを2匹釣る。しばらくして仕掛けを張って待っていると、竿先にゴツゴツとくるアタリがあり、軽く合わせた瞬間パチンと音がし合わせ切れした。かなりの大物だったようだ。
すぐにハリス3号に変えてやってみるが、もう大物は来なかった。この日はその後、アオサの刺し餌で40cmくらいルダリックを2匹追加して終了した。
金園氏も1回3号ハリスを飛ばされたと言っており、手軽な磯であるが何か大物の予感を秘めたポイントである。
マンリーの角
この日は最初、外洋の磯にグレ釣りに出かけたが、釣り場についてみると風はたいしてないのにうねりが強く、釣りができそうな状態ではない。そこで、マンリーの内湾のカクというポイントに行ってみた。ここはキビレの良型が釣れると聞いたことがあり、夕マズメの1発大物に期待してみた。外洋からの移動に手間取ったの釣り開始は午後4時で1時間くらいしか釣る時間がない。やはり、車のない釣りは不便である。このポイントは足元から15m沖まではシモリだらけで、そこからさらに沖は砂地のようである。水深はかなり沖までそれほど変化せず3〜4mくらいだったので、遠投せず近場のシモリ周りを釣ることにした。仕掛けは竿1.5号にハリス2号でウキ下2ヒロ半の固定でやってみる。撒き餌は猫フードとパンを混ぜたもので刺し餌のエビのむき身である。30分くらいしてアタリがあり、合わせるとかなり重量感のある引きで底から離すことができない。そのうちシモリに潜られて動かなくなり、少し待ったが出てくる気配がないので仕掛けを切る。しばらくしてアタリがあり合わせると先程と同じような力強い引きをみせる。今度はシモリに張り付かれないために、少し強引なくらいに竿でためる。すると、すこしずつではあるが魚を浮かせることができるようになった。浮いてきた魚をみると黄色い見慣れない魚で引き上げると45cmくらいのフエフキダイであった。
多分先程バラしたのもこの種類のような気がする。この1匹で納竿。フエフキダイは刺身と塩焼きにして初めて食べたが、かなり油が乗っておりシマアジよりもおいしかった。今日は運良く2号ハリスで取れたが、フエフキダイは磯のダンプカーと呼ばれるだけに、もう一回り大きいサイズが掛かったら、水深が浅くシモリの多いこのポイントでは、取り込める確率は低いだろうなと感じた。
リトルマンリー
先週釣ったシマアジがおいしかったので、午後3時頃からシマアジ狙いでマンリー湾内のリトルマンリーという岸壁に行ってみた。ここは足元の水深が3mくらいで砂地にシモリが点在しており、20m沖から落ち込んでさらに深くなって、いかにもシマアジが回遊してきそうな場所である。ポイントを25m沖に定める。仕掛けは竿1.5号にハリス2号を2ヒロとりスルスルでやってみた。撒き餌は猫フードとパンを混ぜたもので刺し餌のエビのむき身である。先週のポイントとはそんなに離れていないのでシマアジが連発してもよいはずだが、餌取りの10cmほどの小鯛が時々釣れるだけである。2時間くらいたってあたりが薄暗くなって、そろそろやめようかなと思っていた頃、竿をひったくるようなアタリがあり、合わせると何かわからないがかなり引きで沖に走ろうとする。なんとか竿でためてすこしずつ寄せてくると白っぽい魚が見えてきた。40cm近いシマアジだ。
玉網がないので、口切れしないかどうか心配だったが運良く抜き上げに成功した。
この1匹に満足して納竿。もちろん刺身にして食べた。
サウスカールカール
今日は、釣り場開拓のため、家からバスで20分のマンリー(シドニーではボンダイと同じくらい有名なビーチ)まで行き、そこからさらに3km歩いてサウスカールカールビーチまで行った。この場所にしたのは、釣りの本にここでルダリックというグレがよく釣れると書いてあったからだ。午前10時ぐらいに釣り場に着くと、すでにグレ狙いの釣り人が何人いた。
釣果を見せてもらうと、60cmくらいのヒラマサにオーストラリアンサーモン(サケに似ているがサケ科ではなくて、あまりおいしくないらしい)の他に50cmくらいの細長いシマ模様のあるグレとイスズミの中間のような魚が釣れていた。聞いてみると、これがルダリックだと言う。餌はアオサで釣ったそうだ。ルダリックがいることがわかったので、まず、アオサ採りから始める。日本では餌は買うものだが、こちらでは自分で採らなくてはならないので、グレ釣りのポイントはアオサが採れることが重要な要素になってくる。
そして、いよいよ釣り開始。撒き餌はヒシャクで撒きたいのでアオサにパン粉と海水を加えて作った。大きなサラシができているので足元に撒き餌をし、アオサの新芽を針に付けて仕掛けをサラシの中に入れる。仕掛けはどんどん沖に向かって流れて行くので潮は悪くない感じがするのだが、アタリはない。周りも釣れてない。どうやらのんびり来たので、モーニングの時合はとうに過ぎているのだろう。
2時間やってもアタリがない。慣れない餌なので釣れそうな気がせず諦めかけたころ、沖まで流した仕掛けを巻き上げていると、途中で急に重くなり魚が掛かっているようだ。まずまずの引きではあるが、余裕で取れそうだ。上がって来たのは35cmくらいのルダリックで狙いの魚で満足する。
しかし、これは釣ったというよりは偶然釣れたと言ったほうが良いだろう。仕掛けを巻き上げている途中で来たということは、サシエが表層を流れるような釣りをイメージしたのが良いのかもしれない。この外洋の釣りは、時々大きなうねりが来てしぶきが顔にかかってくるので、集中力が持続せず長時間の釣りはきつい。といことで、昼過ぎからマンリー内湾に移動した。
ここは波も穏やかで落ちついて釣りができる。ここでは25ー30cmくらいのキビレ数匹と25cmくらいのシマアジを10匹ほど釣った。シマアジは持って帰って刺身と塩焼きにしたが、さすがにおいしかった。
クレモーン
今日はシドニー日本人お祭り釣り大会があり、参加してみた。シドニーには日本人会釣りクラブ、荒磯天狗会、シドニージガーズという3つの日本人の釣りクラブがあり、これらのクラブ集まって年に一度大会を開いている。釣り大会の参加条件としていずれかのクラブに加入しなくてはならない。各クラブの特徴を聞いてみると、日本人会釣りクラブはファミリーフィシング、荒磯天狗会はぶっこみ釣りでフカセはしない、シドニージガーズはジギングの大物釣りとなる。この中ではジガーズが釣りに熱心であり、シドニーの釣り名人金園泰秀氏の紹介でジガーズに入会させてもらう。しかし、ジギングはやったことがないので、磯釣りの部でエントリーした。今日は風が強く外洋の磯は危険だったので、家から自転車で15分のところにある内湾のクレモーンポイントに行くことにした。この磯は足下から竿一本くらいでシモリが点在し、沖は砂地のようである。対岸にはオペラハウスがあり、非常に景色がよい。ウキ下二ヒロ半のスルスルでやってみる。しばらくしてアタリがあり、25cmくらいのキビレを釣る。
その後、遠投したり、際を釣ったりするが、釣れるのは手の平サイズばかりである。シドニーのキビレは最大65cmになると魚類図鑑に書いてあったが、実際釣れるのは持ち帰れる制限サイズである25cm以下が多い。昼前に納竿して、検量をおこなう場所へ向かう。会場には多くの日本人が集まっており、久しぶりに日本語で話しができて楽しかった。結果のほうはキビレが25cmあると思って検量に出したのだが、死んで縮んだらしく数mm足りず失格となりました。磯釣りはエントリーする人が少なく穴場だっただけに残念でした。なお、大会で目立ったのはジガーズのメンバーが外洋の船釣りで釣った97cmのヒラマサで、私もシドニーいる間に一度はこのくらいの魚を釣ってみたいと思った。
ボンダイビーチ
先週に引き続いてボンダイビーチに行った。釣り場までは、車を持っていないので日本では考えられないことだが、バスと電車を乗り継いで行く。こちらでは、サーファーが大きなボードを持ってバスに乗っているので、釣竿くらい気にならない。今日も3時過ぎからの釣りで干潮から満ち上がりを釣ることになる。猫フードとパンの撒き餌を足元のサラシに撒くと、一投目からアタリがあり35cmほどのキビレ。しばらく釣っているとオーストラリア人の親子づれが近くに釣り来た。彼らの道具を見ると4mくらいのシーバスロッドに似た竿にタイコリールが付いている。仕掛けに30cmくらいの棒ウキを使っていることから、どうやらグレ釣りらしい。釣り方を見てみると、磯に付いているアオサをスパイクシューズで削り、打ち上がる波を利用して撒き餌にしているようだ。刺し餌もアオサを付けている。果たしてこれで釣れるのだろうかと見てみたが、釣った様子はない。一方、こちらの猫フードの撒き餌は絶好調で、ウキがサラシの切れ目にさしかかると頻繁にアタリがあり、約2時間で30cm前後のグレ5匹と35cm前後のキビレを2匹ずつ釣った。オーストラリア人は結局1匹釣っただけだった。彼らの話を聞くとグレの餌にはアオサが一番いいと言っていたので、今度アオサを餌にした釣りをやってみようと思う。
シドニー初釣り
シドニー来て2週間がたった。今日がオーストラリアに来て初めての釣りである。シドニーにグレがいることは日本にいる時からわかっていたので、フカセ釣りの道具は持ってきている。問題は餌である。オーストラリアは日本よりも南極にずっと近いが、オキアミは全く売っていない。釣り具屋には集魚剤になりそうな物が売ってなかったので、スーパーで撒き餌になりそうな物をいろいろ探し、今回はキャットフードのペレットと食パンを混ぜたものを撒き餌とし、刺し餌はエビのむき身でとりあえずやってみることにした。今回は、ボンダイビーチというシドニーではサーフィンや日光浴など多くの人々に人気のある場所に行ってみた。釣り場はビーチの端にある岩場で、かなり沖まで水深は浅そうだったが、程良いサラシができている。仕掛けは、竿1.5号、ハリス2号ウキ下2ヒロで、午後4時から釣り開始。キャットフードとパンがメインの撒き餌を足元に打つが、餌取りはいない。時々、足元に波が洗ってくるのが気になるが危険というほどではない。最初の30分くらいは刺し餌がそのまま付いて上がってきたが、その後撒き餌にスズメダイらしき魚が集まり始め、刺し餌もなくなるようになってきた。そして1時間経過したころウキがゆっくりと海中に引き込まれていった。合わせると確かな感触があり初ヒットである。足元近くまでは割とすんなり寄ってきたが、そこから足元のシモリに向かって急に強い引きを見せる。そこを竿でためてなんとか浮かせると黒い魚体か見えた。グレだ。玉網がないので寄せ波に合わせて抜き上げる。30cmを少し越えるくらいのまずまずのサイズ。最初に釣った魚がこちらではブラックフィシュと呼ばれるグレで幸先がよい。その後35cmくらいのコバンアジとキビレを1匹ず釣って午後6時頃納竿した。今日は数はでなかったが、目標のグレが釣れて満足した。キャットフードも集魚効果があることがわかったのは収穫だった。