(写真:レインボートラウト)
シドニー郊外の渓流に行けば
トラウトのポイントは無数にある。
日中は小型が多いが、朝夕のマズメ
を狙うと中大型が多くなる。
釣り方はフライ、ルアーはもちろんだが、
餌(主にミミズ)が一番簡単。
スピナーは小型、ルアーはスプーンか
ミノーが面白い。
朝夕の湖でのフライはストリーマー
で大型が狙える。
ライセンス
シドニーのあるNSW(New South Wales)州では、
トラウトが棲息する河川や湖、ダムで釣りをする場合には
ライセンスが必要になる。(年間$25、1ケ月$10)
6月初旬から10月初旬までの冬の期間中は川での釣りは
禁漁になる。
これはトラウトの産卵期間にあたるからだ。
この期間、川は禁漁だが湖やダムでの釣りは問題ない。
ブルーマウンテンといえば、シドニーの観光の
目玉の一つ。 シドニーから100キロ西、車で約2時間
の距離にある。
この有名なブルーマウンテンからさらに
30キロ走ると湖やダム、渓流のトラウトポイントが
無数に点在する。
これらのトラウトポイントにはキャンプ施設も近くにあるので、
トラウト釣り師たちは前日にのんびり出発し、
キャンプしながら夕マズメと朝マズメ
を狙うパターンが多い。
川での獲物は大きくても45cm前後だが、
湖やダムではレインボー60cm、
ブラウンでは70cmオーバーもそう珍しくない。
尚、資源保護のため25cm以下のトラウトは放流、
一人10匹以内という規定がある。
(写真:フライでの釣果)
フライはイクラタイプにインデイケーターを使用。
冬になるとダム湖から産卵のために遡上する。
抱卵しているメスは放流し、
オスだけバーベキュー用にキープした。
ステイールヘッド?
もともとオーストラリア大陸にはトラウトは棲息して
いなかった。 渓流釣りを楽しむために、
英国から持ち込んだトラウトを放流したのが最初だ。
夏になると平原部では30度を超す日が多くなる
シドニー近郊の河川では水温もかなり上昇する。
魚達は下流のダム湖の深みへと回遊せざるえなかった。
大した天敵もなく、そして小エビや小魚などの餌が
豊富なダム湖を海の代わりにすくすく育つことが出来た。
冬の産卵シーズンになるとダム湖で育ったマス達は、
いっせいに川へと遡上を開始する。
婚冠色で艶やかに染まり、鼻の先もカギ状に大きく曲がった
マス達が川に昇る姿はステイールヘッドそのものだ。
だが、残念なことに産卵シーズンになると多くの河川
は禁漁になってしまう。 禁漁にならない渓流は、
ヘリコプターをチャーターするか、または四輪駆動車で
デコボコ道を40キロ近く走破しなければ辿り着けない
ところだけだ。
ダム湖での釣りは朝夕に分がある。 日中の深みにいるマス
はボートでのトローリングが主体だ。
夕方マズメになると餌の小魚を追って、
大型のマス達も浅瀬にやってくる。
すぐ浅瀬に大きなマスの背鰭も水面に見ること
が出来る。
ミミズ餌を付けた仕掛けを投げ込んで、竿に鈴を
付けて狙っているファミリーキャンプも暖かい
シーズンにはよく湖畔で見かける光景だ。