氷河で出来た奥湾は水深がある。フェリー乗り場の桟橋の真下でも4〜5メートルの深さだ。
湖のように静かな奥湾では細仕掛けで狙う。この日はイカダ竿を使用した。(マゴチ:フラットヘッド)
湾内にはマゴチが多く棲息している。味も姿形も日本と変らない。 全長1メートルにもなる大物も狙える。
稚魚や小魚を追って、水深1メートルぐらいの浅場までやってくる。 一部の人はルアーで狙う。
(クロダイ:ブリーム)
日本で言う所のキチヌが多い。針掛かりすると桟橋の杭の周りに潜り込むのでテクニックが必要だ。
この写真は小型だが大きいものは50センチ以上まで成長する。桟橋釣り釣行記
8月下旬。 気温は徐々に暖かかくなって、陸上では春の兆しを感じるが、水温は一年中で一番冷たい季節だ。
この日は水深のある奥湾のフェリー桟橋にクロダイ狙いにやって来た。
シドニーの中心部から車で15分の我が家から出発して、約20分でほど走ると原生林の草原に達し、野生のコアラやカンガルーが保護されている国立公園の中に入り組むような形で湾が奥深く浸透している。
国立公園に入って10分ほどの水辺に車を止めた。湾の入り口から出発している遊覧フェリーの桟橋の一つにポイントを絞る。
餌は冷凍イワシを2キロほど用意。仕掛けを作る前にイワシのブツ切りをぱらぱらと寄せ餌として撒くことが重要だ。
イカダ竿に糸を通し、パチンコ玉程度の重さのオモリを通す。 ヨリモドシの先にハリス50センチと針を結んだシンプル仕掛けにして準備完了。
ブツ切りにしたイワシを針に刺し、3メートル先に放り込み、糸を軽く張って当たりを待つ。
「コツッ!コツッ!」と細かい当たりがすぐに出るのはコダイだ。オーストラリアの餌取りはコダイである。
シドニー近辺ではマダイ28センチ、クロダイ25センチ、マゴチ33センチ以下のサイズは放流しなければならない規定がる。10〜20センチ前後の大きさのタイやクロダイがピラニアのように餌をついばみに来る。
コチや大型のクロダイの当たりは根掛かりしたような重いもたれが穂先に感じる。合わせは大きくしなければならない。
この日は60センチのコチ1匹、26〜28センチのクロダイが3匹の貧果だったが、暖かい春の日差しの下の3時間は楽しく過ごせた。
(今日の仕掛け)ロッド:イカダ竿2.4m
リール:小型スピニング
道糸:4号
ハリス:シーガー2号
針:大型の石鯛針と同サイズを使用