ゲームフィッシング釣行記

(バーマギュイのキハダ)


(写真:ミノーでキャッチした63キロのキハダ。)

最後の予備日にやっと沖に行くことができた。
やはりそこはマグロのサンクチャリーだった。1時40分かかって奴は顔を見せた。

(写真:フィッシャーマンロッジ)

ロッジの前に飾られているマーリンとマグロのレプリカ。
泊まり客はキーンフィッシャーマンのみ。ロッジの中は釣りの雰囲気だけが漂う。

(写真:ビール片手に作戦会議)

50数年振りの寒波が襲ってきた日とぶつかってしまった。
時化で沖に出られない日はロッジの食堂でひたすら作戦会議。もちろんビールと魚貝類のオツマミは必需品だ。

(写真:ロッジ裏の桟橋でキャステイング練習)

ロッジの近くの桟橋からミノーをキャステイングしたらオーストラリアンサーモンがヒットした。
早朝や夕マズメを狙ってキャステイングすると、ヒラマサも掛かってくるほど魚影が濃い。

バーマギュイはマグロの本場だ。
シドニーから南におよそ400キロ。車で約5時間強の距離に位置するバーマギュイはマグロの基地として有名な場所だ。
港には遠洋延縄のマグロ漁船がずらりと並んでいる。漁船のターゲットはミナミマグロ(南半球版クロマグロ)。
水揚げされるマグロのほとんどは日本に空輸されている。
今回、この場所にオフショアネットのベテラン4人が、カスタムロッドやGTロッドとK−TENNの17cmミノーを引っさげてやってきた。
もちろん狙いは大型の冬キハダだ。ナブラが出ればミナミマグロ共に期待に胸が膨らむ。

だが、天気は彼たちの味方ではなかった。
この時期のオーストラリア大陸東海岸の天候は、1〜2日ほどグズついて4〜5日間は凪るというのが平均パターンだが、
なんと運悪く50数年振りの寒冷前線停滞という異常気象にぶつかってしまった。
毎日突風が吹き荒れて5日間の釣行スケジュールが刻々と過ぎた。
船を出しても岸近くの浅場しか行けず、ジギングでヒラマサや歯カツオ相手に遊んだり、
沖の白波を眺めながら桟橋からミノーをキャステイングしたりと、フラストレーションがどんどん溜まっていった。

最後の日に天候が回復してくれた。
明日シドニーに戻るという前の晩に風が止んでくれた。フライトの関係上、昼までに戻ってこなければならない。
「ラストチャンスだ!」全員がそう思った。
翌朝、うねりの残る海でボートは沖のポイントに向う。やはりここはマグロのサンクチャリーだった。
なんとサヨリがマグロに追われて水面を飛び交い、数十キロのキハダがジャンプしている姿も見える。
ロッドにK−TENNをセットし、ボートをナブラが見えている場所に突撃させた。
あと15分で港に戻らなければフライトに間に合わない、という時間にマグロをランデイングすることが出来た。

1時間40分のファイト時間だった。
残念ながら釣り上げた獲物は現地に残すことになった。
シャワーも浴びずに急いで荷物を車に積み込んで空港に向かわなければなかないからだ。
私は丸まる太ったキハダのトロの部分だけでも食べたかった。
後日、ロッジからマグロは美味しかったとお礼を言われるたびにちょっと悔しくなる。

(今日の仕掛け)
ロッド:GTロッドやマグロ用に改良されたカスタムロッド
リール:バンスタールや大型のステラなど。
道糸 :PE5号〜6号
ハリス:リーダー200〜300lb
ルアー:メジ、サバカラーのK−TEN175

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