(写真:今日の成果で記念撮影)小林夫妻とストライプドマーリン(真カジキ)。
100キロクラスでそんなに大きくないが、60ポンドタックルのスタンドアップスタイルで、ご主人が最後まで一人でファイトした。
(写真:ルアーとマーリン)
このマーリンは写真を撮って放流した。
100キロ以内の大きさはなるべく放流している。
(写真:手製ルアーとキハダマグロ)
小林さん手製のルアーと獲物のキハダ、本カツオなど。
この他にシイラなどがよく針掛かりした。食べない魚や小さい魚はすべて放流している。
手製のルアーで挑戦
東京に住んでいる小林さんご夫婦は毎年シドニーに釣りにやって来る。目的は手作りのルアーの試し釣りをするためだ。伊豆半島に自家用ボートを置いて、毎週のように釣りを楽しんでいるが、カジキはバラシがあっただけで一本も釣ったことがないという話で、試し釣りをするにはカジキの魚影が濃いシドニーでしかないという結論を出した。
小林さんは胡蝶貝や牛の角、そしてあの貴重なマッコウクジラの歯で、ルアーヘッドを自作している。3年前に来たときはカジキが掛からず、キハダマグロだけだったが、何回もカジキが彼のルアーに興味を示してすぐ近くまで寄ってくるが咥えようとしなかった。微妙に輝くルアーヘッドはカジキの興味を引くには最高だったが、ヘッドの研磨角度がストレートすぎて、ルアー全体に動きが少なかったのが敗因だった。
トローリングでルアーを引くときには、ルアーがただまっすぐに水面下を泳ぐだけではだめで、トップウオータールアーのポッパーのように、時々水面上にしぶきを上げたり、左右に蛇行して泳いだり、潜ったり浮かんだりなどの動きをルアーがしなければならない。
カジキはルアーの側に近ずいて、平行に泳ぎながらルアーを観察しているケースが多い。この時にルアーが単純な泳ぎだと離れて行ってしまう。カジキはルアーを観察しているときに、ルアーが潜ったり浮上したりのアクションが出たら、思わずバイトするものだ。
フィッシュイーターのブラックバスも同じような習性だから、皆さんも良く理解出来ることと思う。
翌年以降はヘッドの角度を改良してきたので、釣果はかなりのものになった。同じカジキ用ルアーでキハダやシイラ、本カツオまでヒットした。もちろん70キロから100キロオーバーのカジキも遊んでくれたのは言うまでもない。あの硬いマッコウクジラの歯を研磨するのは大変な作業だっただろう。それにルアーのヘッドが作れるほどの大きさの歯は高価なはずだ。
私も貴重なルアーを何個か頂いたのでキハダマグロ漁に使わせてもらっている。カジキに使用すると間違って大物が掛かったときにルアーを失う恐れがあるので、あくまでマグロ専門にしている。
小林さん。 もうお若くないので、カジキは体力的に無理が出てきませんか?来年からはキハダ専用のルアーを作って、40〜50キロのマグロの数釣りに目的を変えませんか?私もカジキは疲れるからあんまり釣りたくないのが本音です。
(今日の仕掛け)ロッド:60ポンドクラスのゲームロッド1.4m
リール:テアグラ
道糸:60ポンドライン
ハリス:リーダー300ポンド2m
ルアー:いろいろな手製ルアーを試した。