(写真:奥湾の景色)
一見、山の中のダムや湖に見え
るがれっきとした海水の奥湾。
ユーカリの原生林が水際まで迫
っている氷河期に出来たフィヨ
ルドだ。
(写真:大ニベ)
ジューフィッシュと呼ぶ。
イシモチ、ニベの仲間で九州地方
以南に多く棲息している。
大きいものは1.6m、20キロ
以上の大きさに成長する。
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大ニベ釣り釣行記
当地の4月は日本の10月ぐらいの気候だ。
水温も依然高く、奥湾の魚も活性が高い。
今日は千葉から来た、某クロダイ釣り会の
会長さんの一行がキチヌを狙いにやって来た。
朝7時にホテルに迎えに行く。 奥湾のポイント
まで車で45分ぐらいだが、観光も兼ねて
シドニー最北端の展望台と原住民の遺跡へ
最初に案内した。 道中20分間は対向車と
一台もすれ違わないユーカリの草原を走る。
道端にカンガルーの死骸が横たわっている。
そう言えば、昨年は間違って6匹のカンガルー
を車で轢いてしまった。
4メートルの長さに6馬力の船外機を付けた小型ボート
でポイントまで10分の航行。 周りをユーカリの原生林と
ゴツゴツとした岩肌に囲まれた小さな入り江にアンカー
を降ろす。鳥の鳴き声以外には何の音もしない静寂な世界だ。
奥湾の最深部は30mあるが、岸から10mの水深14m
のかけ上がりを狙う。
餌は冷凍イワシのぶつ切り。 コマセとして、頭と尻尾の部分
をボートの上からパラパラと撒く。 仕掛けは3号のオモリの
先にヨリ戻しとハリス40センチを付けたシンプルなもの。
針にイワシのブツを付け、オモリが着底したらハリス分だけ
仕掛けを上げて当たりを待つ。当たりはコツコツと感じたあと
にグーッと竿先がもたれた時に大合わせをする。 日本の筏釣り
と同じ要領だ。
最初の30分間は小鯛との格闘だ。 シドニーでは28センチ以下
の鯛は放流しなければならないので、この小鯛達の餌取りが
かなりうるさい。 釣ってはポイ!の繰り返し。
小鯛のあとに本命のクロダイ(キビレ、キチヌ)がやってきた。
大きさは30〜40センチ以下だが数が上がる。
突然、2号のハリスが口元から切られような大きな当たりが出始めた。
「ジューフィッシュだ。」ハリスを4号に替える。 予想通り
40〜60センチのジュー(大ニベ)が釣れ始めた。
45センチ以下(放流規定)を放流して残ったのは3匹だった。
観光と奥湾の釣りツアーの中、実質の3時間の釣りで
クロダイ10匹前後、大ニベ8匹を釣り上げたのには
見上げた。 日本のなかなか釣れないクロダイの専門家に
とっては、シドニーの魚はあまりにも幼稚すぎて簡単かも知れない。
(今日の仕掛け)
ロッド:筏竿1.8m
リール:小型ベイトリール
道糸:より糸2号
ハリス:シーガー2号、4号
オモリ:玉3号